七星先生の日記

国内鉄道旅行を主なテーマにしていろいろと書いていきます。

美しい日本の風景〜日本三景天橋立編〜

狭い国土ながらも自然に恵まれ、美しい風景を数多く有する日本の中でも、絶景スポットといえば日本三景を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

 

宮城県の松島、京都府天橋立、そして広島県の宮島の三箇所を総称して日本三景と呼びますが、いずれも古くから文学作品や絵画の題材として用いられ、今も観光地として人気を保っており、昔から多くの人々を魅了してきました。

 

さて、今回は松島、天橋立、宮島それぞれについて、簡単な情報と筆者が感じた魅力を書いていきたいと思います。このほかの鉄道関連の記事と異なり情報というよりも主観になってしまいますが、何よりも多くの方に日本三景の魅力が伝わればと思っております。

 

次は、京都府天橋立について見ていきたいと思います!

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天橋立

大江山いく野の道の遠ければまだふみもみず天の橋立』、国語の教科書にも掲載されている小倉百人一首にも収められている有名な短歌にも登場する天橋立。実際この短歌の中では、『まだふみもみず』と歌われているため作者は天橋立には行ったことがないことになってしまうのですが、古くから、それこそはるか千年も昔から人々から知られているということはゆるぎない事実のようです。

 

複雑な海流によって砂が堆積し、岸から岸まで橋を渡しているような地形が形成され、さらにその上を青々とした松林が広がっているという景観は、地形学的にも文化的にも貴重なものとされてきました。

 

現在でも、この記事のタイトルの通り日本三景のひとつとして知られており、京都府の中では古都京都の次に多くの観光客を集める場所となっています。

ちなみに、松島や宮島とともに牡蠣の名所でもあるのですが、ほかの地域は冬がメインであるのに対し天橋立は夏の岩ガキがメインなようです。冬はこの地域ではむしろカニが有名ですね。天橋立日本海側に位置するということもあり魚介類は全般的においしく食べられます。

 

アクセス

*鉄道の場合

最寄り駅:天橋立駅

路線:京都丹後鉄道宮豊線

本数:1~2時間に一本程度

所要時間:大阪駅からは2時間半、京都駅からは2時間程度

 

*車の場合

舞鶴若狭自動車道などを経由し大阪市内から2時間程度、京都縦貫自動車道などを経由し京都市内から1時間45分程度

 

京都駅からは特急はしだて号が一日5往復直通運転を行っていますが、大阪から駅の場合は、直通の臨時列車が運転される場合を除いて特急こうのとり号で福知山駅まで乗車し乗り換える必要があります。天橋立近辺は休日を中心に渋滞をすることもありますが、所要時間や料金の両面において自動車でのアクセスに分があるようです。

また、天橋立周辺のみであれば駅からのアクセスは良好ですが周辺の観光地にも足を延ばすということであれば車のほうが便利ですね。

なお、駐車場の料金は一日とめて500円前後が相場です。全体でみればそれなりの台数を停められるので大型連休の時期を除けば駐車場まで入れないということはないと思います。

ですが、鉄道のほうも運営会社が経営状況の厳しい北近畿タンゴ鉄道から高速バス事業を中心に手掛けるWILLERグループ傘下のWILLER TRAINS、通称京都丹後鉄道に代わり、丹後の海号やあかまつ、あおまつ、くろまつなど観光客を呼び込むような列車を走らせ鉄道を選んでもらえるような施策を打っています。

鉄道で行くべきか、車で行くべきかという点に関しては、おそらく車で行くほうが一般かと思われますが、列車の旅行自体を楽しみたい方、お酒を飲みたいという方、長時間の運転を避けたい方は鉄道を選ぶということになるのではないかと思います。

筆者の好きな天橋立

天橋立に訪れたのであれば、何がなくともやはり高いところからその美しい地形の様子を眺めたいものだと思います。

ポピュラーな選択肢と思われるのは、天橋立駅付近からモノレールかリフトでアクセスすることのできる天橋立ビューランドです。天橋立ビューランドは文殊山の山頂に位置し、展望台から天橋立を眺められるほか、園内は遊園地となっており観覧車やゴーカート、メリーゴーランド、サイクルカーなどの遊戯施設ある家族連れで楽しめるような施設となっております。

なお、先述の通りモノレールかリフトでアクセスすることになるのですが、高所恐怖症でなければリフトを利用されるのがおすすめです。スキー場以外でのリフトはなかなか珍しいので乗ること自体自体面白いです。登りの場合ひたする頂上のほうを見ることになりますが、振り返れば美しい景色が広がります。より高いところで振り返ったほうが感動が大きいですから、どこで振り返るべきかは悩みどころですね。

ただし、おそらく後ろ向きにリフトに乗車することは安全性の観点からあまり推奨はされないと思うので十分に気を付けて乗車してください。

ちなみに、下りはひたすら天橋立を眺めながら少しずつ高度を下げていくこととなります。

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*展望台からの眺め

 

そして、ありきたりではありますが両足を広げて上半身をまげて両足の間からのぞくように眺める股のぞきも天橋立の名物の一つです。

上下さかさまの景色が視界に広がることになるわけですが、その様子は天を舞い上る龍に例えられることから飛龍観と呼ばれています。

普段であれば恥ずかしくてなかなかそんなことはしないと思いますが、展望台の付近ではそのような態勢で景色を眺めている人をちらほらと見かけます。

シャツの胸ポケットやコートのポケットの中身が落っこちてこないように気を付けながら是非、その眺めを楽しんでいただければと思います。

天橋立ビューランドの入場料金はリフト・モノレール乗車券込みでおとな850円、こども450円で、天橋立駅からリフト乗り場まで徒歩5分、車で行く場合はリフト乗り場の至近に駐車場もありますが、駐車場の台数は限りがあるため近隣の駐車場を利用する場合もあるかと思います。

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*飛龍観、たしかに龍に見えますね。

伊根の舟屋にも足を延ばしたい!

北近畿天橋立のほかにも魅力的な観光名所が数多くありますが、なかでも筆者が一番お勧めしたいのは天橋立から車で40分、バスで1時間ほどの場所に位置する伊根の舟屋の集落です。

なお、夏季の土休日のみ、天橋立から船便も出ており1時間程度でアクセスすることもできます。

伊根の舟屋は、住居の一階部分がさながら海のガレージとでも言える船着き場兼船や漁具の格納場所となりその上階に居住スペースがあるという構造の住居が沿岸部に広がっています。

四方八方を海で囲まれた島国の日本、海岸線の総合計は30,000km近くにもなるといわれますが、干潮と満潮の差が少ない、外洋からの波の影響をほとんど受けない入り江の奥である、そもそも漁業を生業とできるような好漁場が付近にあるなどといった条件がそろわないと実現できないため大変珍しい景観が広がっています。

近くから眺めるのも壮観ですし、高台から眺めるのも素晴らしいです。筆者が訪れたのは真冬の時期の夕方でしたが、夕日に照らされ家々が海面に映し出される様子は実に素晴らしい景色でした。

なお、付近の道路は道幅が狭く、漁業用の軽トラックなどの行き来もあります。また、集落付近の駐車場は限られてしまい、かといって路上駐車するわけにもいかないので車で訪れる際には気を付けておきたいところです。

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筆者が周辺の観光地の中でお勧めしたかったのは伊根の舟屋ですが、このほかにも琴引浜や屏風岩、経ヶ岬展望台などといった景色のきれいな場所も多くありますし、足を延ばせば城崎温泉玄武洞、あるいは舞鶴などといったところにも行けます。

まとめ

以上、天橋立について見てきましたがまとめると以下のようなところでしょうか。

  • 京阪神エリアからの所要時間は2時間強
  • なんといっても高台から見下ろす天橋立は絶景
  • 中でもぜひ股のぞきは一見の価値あり
  • 周辺の一押しは海上の民家が広がる伊根の舟屋の集落
  • 北近畿はそれ以外も見どころが満載

 

天橋立の魅力はこれだけはないと思います。実際に多くの方に訪れていただき、天橋立やその周辺の地域の素晴らしいスポットが多くの方から愛されれば何よりだと思っています。最後までお読みいただき、ありがとうございました。