七星先生の日記

国内鉄道旅行を主なテーマにしていろいろと書いていきます。

美しい日本の風景~日本三景宮島編〜

狭い国土ながらも自然に恵まれ、美しい風景を数多く有する日本の中でも、絶景スポットといえば日本三景を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

 

宮城県の松島、京都府天橋立、そして広島県の宮島の三箇所を総称して日本三景と呼びますが、いずれも古くから文学作品や絵画の題材として用いられ、今も観光地として人気を保っており、昔から多くの人々を魅了してきました。

 

さて、今回は松島、天橋立、宮島それぞれについて、簡単な情報と筆者が感じた魅力を書いていきたいと思います。このほかの鉄道関連の記事と異なり情報というよりも主観になってしまいますが、何よりも多くの方に日本三景の魅力が伝わればと思っております。

 

最後は、宮島について見ていきたいと思います!


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 宮島

『宮島さんの神主がおみくじ引いて申すには、今日もカープは勝ち勝ち勝ち勝ち』という歌であまりにも有名な宮島ですが、実際に厳島神社の神主が、広島東洋カープの勝敗を占うということはないそうです。

広島東洋カープが2016年からリーグ三連覇を成し遂げているからなのか、『広島といえば?』と聞かれて、『宮島(厳島神社)』と答える人よりも『カープ!』と答える人のほうが多いという調査結果もあるのだとか。

閑話休題

現代でもこのように人々になじみのある宮島ですが、こちらもほかの日本三景、松島や天橋立に負けず劣らず、その美しい景色から古くからいろんな文学作品や絵画で取り上げられる名所です。

なお、宮島といえば広島県廿日市市の沖合に浮かぶ島全体のことを指し、島全体を日本三景安芸の宮島と定義しているようです。ちなみに、島の名称は神社の名称でも知られている厳島が正式です。また、島内のうち、海の上に浮かぶ鳥居であまりにも有名な厳島神社と島の中央部にそびえ立つ標高535mの山、弥山(読み:みせん)の山麓の原生林は日本三景の観光地の中で唯一、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。

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アクセス

宮島へのアクセスは広島県廿日市市の宮島口からJR宮島連絡船または広島電鉄系列の宮島松大汽船で10分程度、どちらも所要時間は10分程度で運行間隔は10分〜15分おき、運賃はおとな180円でこどもが90円です。

二社での運航となりますが大きな違いはJRの方は厳島神社の鳥居に接近するルートを通るのという点と、運航時間が松大汽船は7時ごろから20時ごろまでであるのに対してJRは6時ごろから22時ごろまでとなっている点です。

こう見るとJRの方が有利ですが、松大汽船は島内の弥山まで登るロープウェイとセットの乗車券を利用できるなどといったメリットがあります。

ちなみに、最初に船着場で往復乗船券を購入した場合は、復路は必ず往路で乗った方に乗らなければなりません。基本的に復路でどちらの船に乗るかを考えるのは面倒だと思うのではじめから往復乗船券を購入するのが一般的だと思いますが、夜のライトアップを行なっている時期でそれを鑑賞して夜遅くまでなる予定なのであればJR一択となります。

ちなみに、往復割引はありません。

*宮島口までのアクセス〜鉄道の場合〜

最寄り駅:JR宮島口駅あるいは広電宮島口駅

路線:JR山陽本線あるいは広島電鉄

本数:JRは10分〜15分に1本(快速と普通が混在しているが基本的に先に出る列車が先に到着)、広島電鉄は7〜8分に1本

所要時間:JRは広島駅から快速で22分、普通で30分、広島電鉄は広島駅前から1時間10分、広島市中心部の八丁堀や紙屋町から50分程度

*宮島口までのアクセス〜車の場合〜

広島市中心部から国道2号線を経由して25分程度

船着場付近の駐車場は1,000円前後が相場

 

車が一番便利なようですが、駐車場料金が電車の往復運賃よりも高額になってしまうのがネックです。

電車はJRと広島電鉄の二つがありますが、広島電鉄は宮島口付近の区間は通常の線路を走るものの、広島市内は路面電車で、車両の構造も路面電車なので時間はかかってしまいます。

ただし、JRの広島駅は市の中心部や、広島城原爆ドームといった観光名所からは離れており、そういったところからのアクセスは広島電鉄の方が優れていますし運賃も安価です。(片道運賃はJRが410円で広島電鉄が260円)なお、マツダスタジアムは広島駅の近くでこちらに限ってはJRのほうがアクセスは良好です。

なお、JR宮島口駅は近年の外国人観光客の増加や豪華列車TWILIGHT EXPRESS 瑞風の運転を受けて、大幅にリニューアルをするそうです。

遠方から新幹線で広島駅で降り立ち、宮島に直行する場合やカープ戦の観戦の前後に宮島観光する場合はJR、広島市内から宮島にアクセスしたい場合は広島電鉄といった使い分けがいいのではないかと思います。

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宮島の鹿

宮島は船着場をから船を降りると、鹿が出迎えてくれて、島の中を歩いているとそこら中に当たり前のように鹿が歩き回っているという光景が広がっています。その可愛らしい姿もまた多くの人から愛されています。

鹿は古くから神様の御使いとされており、厳島神社でも古くから鹿が大切にされてきた、と筆者も思っていたのですがどうやらそういうわけでもないようです。

奈良公園の鹿などは色々と言い伝えがあるようですが、宮島の鹿は泳いで渡ってきて山に住みついてきたのだが、近代に入って観光客に餌付けされ大量に増殖したというのが実態だそうです。。。

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なお、かつては奈良公園と同じように鹿せんべいが販売されていたようですが、現在は餌付けは禁止となっているため当然鹿せんべいの販売もされていません。

それまで、人間から餌をもらっていたものがもらえなくなってしまい、しかも他の野生動物と異なり自然界で食糧を確保する能力も衰えてしまっている状態であるため、多くの鹿はお腹を空かせていることになりまう。

そのため、宮島では露店が多く道端で色々なものが食べられるのですが、油断していると鹿に奪われてしまうということや、ひどい場合鹿に襲われて怪我をしてしまうという事も発生しています。

そのほかにも増えすぎた鹿によって島民が頭を悩ませているということもあって、いまや宮島の名物とも言える存在である鹿ですが、人間と野生動物との共存という点で考えていかなくてはならない課題が多くあるというのが現状のようです。

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筆者の好きな宮島とその周辺

こう言ってしまうと少々ずるいかもしれませんが筆者は宮島全体の雰囲気が好きです。もちろん、厳島神社の海の上の鳥居が宮島を象徴する風景だと思いますが、その周りにもいくつか古くからあるような寺社があり、名物のもみじ饅頭など、食べ歩きができるようなお店も多くあるので歩いているだけでも楽しむことができます。

食べ物といえば、もみじ饅頭以外にも牡蠣や穴子といった海の幸を味わうこともできます。

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そんな当たり障りのないありきたりなことを書いていまいましたが、そんな中でも筆者のお気に入りの風景は、夕方から夜にかけてのいわゆるトワイライトタイムの厳島神社です。

おそらく、おすすめの宮島の景色と言われると紅葉の宮島というのが最もポピュラーかと思いますし、筆者もたしかに美しいと思うのですが、個人的にはそれよりもトワイライトタイムの宮島が好きです。

日が傾いていくに連れて夕日に照らし出される厳島神社は神々しい雰囲気を醸し出します。やがて日が沈みあたりが暗くなってくるとライトアップがはじまり、光に照らされた鳥居が海の上に浮かぶという幻想的な光景を眺めることができます。

また、灯篭で照らされた夜の参道と、光に照らされた鳥居とのコントラストもまた美しいものです。

なので、プランとしてはお昼過ぎごろに宮島に着いて、夜を迎えるところまで見届けて、そのまま宮島に泊まるのもいいですし、広島市内に戻って晩御飯にお好み焼きを食べるというのもいいかと思います。

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このように宮島には色々な魅力があるので、一日中居ても楽しめるかと思いますが、周辺にも見どころが多くあります。

広島市内であれば日本人であれば悲惨な戦争を二度と繰り返さないためにも一度は見ておきたい原爆ドーム広島城、野球が好きで日程が合うのであればさながらメジャーリーグの球場のような環境で観戦を楽しめるマツダスタジアムを訪れるのもいいでしょう。昨今はチケットもあまり取れないようですが。。。

また、広島とは反対方向の岩国方面に足を伸ばせば1時間以内で錦帯橋までたどり着くこともできます。広島近辺もそうですが、世界でも稀な多島美の絶景の広がる瀬戸内海地方には魅力的な街や景色の見えるところが数多くあるので、ぜひ時間をかけて巡りたいですね。

ただひとつ、筆者も実は宮島には何度か足を運んでいるのですが、天候に恵まれなかったり時間帯が遅かったりといったことが重なってまだ弥山からの景色を眺めたことがありません。登ったことはあるのですが、一面に広がる雲、雲海というようなものではなく雲中だったのが心残りです。

また、いつか訪れた折には弥山からの景色を写真も添えて紹介するためにこの記事を更新しようかと思っております。

 まとめ

以上、宮島について見てきましたがまとめると以下のようなところでしょうか。

  • 広島市内からのアクセスは比較的良好で一日中楽しめる
  • 鳥居を海から見たければJR、ロープウェイもお得に乗りたければ松大汽船
  • 鹿は可愛いけれども餌付け禁止、外で何か食べるときは要注意!
  • 紅葉もいいけどトワイライトタイムの宮島も最高です
  • 宮島周辺も見どころが満載、観光地に限らず野球観戦もおすすめ

宮島の魅力はこれだけでは無いと思います。実際に多くの方に訪れていただき、宮島やその周辺の地域の素晴らしいスポットが多くの方から愛されれば何よりだと思っております。さて、日本三景を松島、天橋立、宮島と順に見てきましたが、筆者も訪れた時の記憶を写真を見返しながら書いていて改めてそれぞれの土地の魅力を再発見し、ぜひともまた訪れたいと思いましたし、多くの方に愛されていってほしいと改めて思いました。筆者も観察眼や文章力を高め、日本三景に限らず色々な土地の魅力を発信していきたい所存です。最後まで、読んでいただき本当にありがとうございました。